パーペチュアルカレンダー

日付表示のある機械式時計の場合は、
普通、は31日周期で設計されています。

ということは、31日の無い、
2月,4月,6月,9月,11月の場合は、
月末や翌月の1日に、手動で修正する必要があります。

しかしパーペチュアルカレンダーは、
月による日数の違いはもちろん、
4年に1度のうるう年も自動調整してくれます。

これは、4年分それぞれの月のメモリーが
機械に内蔵されているからです。
電子機器ではなく、機械で実現するのですから、
カレンダー表示機能の金字塔とも言うべきですね。

パーペチュアルカレンダーは
1700年末期に、時計の歴史を200年早めたと言われる
天才時計師・ブレゲによって開発されました。

当時は懐中時計に組み込まれていましたが、
腕時計に初めて搭載させたのは、パテックフィリップです。
1925年のことだそうです。

この機構は、年に5回の手動修正が不要なため、
とても実用性に富んだものです。
電子回路が組み込まれたクォーツやデジタルウォッチなら、
この機能は当たり前ではあります。

しかし、機械式時計は歯車のみで、
4年間(1461日)分ものメモリーを保つ機構を
構築しなくてはならないため、
その複雑性は計り知れません。

メーカーによって技術開発や
改良が進んでいるにも関わらず、
成功しているブランドはごくわずかですね。

そのため、実用性とはうらはらに、
大変な高価格であることも仕方ありません。

パーペチュアルカレンダーと似たいますが、
アニュアル(年次)カレンダーというものがあります。

これもパテックフィリップが1996年に
特許を取得した機構で、
2月以外は日付を自動調整して表示できるのです。

パーペチュアルカレンダーは止まってしまうと
日付調整には、その年がうるう年か調べる必要がありますし、
非常に高額になるため、システムを簡素化した
アニュアルカレンダーはポピュラーと言えますね。

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